スマートビルディングの多様なニーズに対応する、高い柔軟性と拡張性を備えた配線方式をご紹介します。
スマートビルに最適な、柔軟性の高いインフラ設計
ゾーン配線設計では、通信機器室(TR)から天井裏、壁面、またはフリーアクセスフロア下などに設置されたゾーンエンクロージャまで水平配線(ホリゾンタルケーブル)を敷設します。そこから、より短く取り回しやすいリンクで各デバイスや情報コンセントに接続されます。
この構成により、レイアウト変更や機器の追加・移設が容易になり、作業の影響範囲を最小限に抑えることが可能です。変更作業はゾーンエンクロージャから先の短い配線のみで完結するため、迅速で効率的な運用が実現できます。
ゾーン配線は、以下のようなスマートビルディングにおける統合ネットワーク環境に最適です:
• LED照明
• セキュリティカメラ
• 無線アクセスポイント(WAP)
• ビル管理システム(BAS)用コントローラー など
また、空調スペース(Plenum)への敷設にも対応可能なゾーンエンクロージャや、同じくPlenum定格のケーブルやアウトレットボックス、Z-PLUG™ フィールド成端プラグと組み合わせることで、規格準拠かつ柔軟性の高い施工を実現できます。
ゾーン配線は、データ・音声ネットワークの統合、無線(Wi-Fi)機器のアップリンク接続に対応するとともに、照明やセキュリティ、各種ビルディング通信に必要なセンサー、コントロールパネル、検知器など、多様な機器の接続をサポートします。
ダウンロード薄型設計のこのエンクロージャは、フラットタイプのMAX®(メタルまたは光ファイバー)Z-MAX®またはTERA®アウトレットを最大24ポートまで収容可能。
水平配線における多様なメタル・ファイバーアプリケーションに柔軟に対応します。
主な特長:
スマートビルや多用途ネットワークのゾーン配線に最適なソリューションです。
エンタープライズオフィスやスマートビルに最適な、柔軟かつ経済的なゾーン配線ソリューション。
UL 2043(Plenum)要件に準拠し、2×2フィートのドロップ天井パネルスペースにフラッシュマウントできる設計で、最大96ポートまで対応可能です。
主な特長:
天井裏の空間を有効活用しつつ、将来的な配線変更や拡張にも柔軟に対応する、ゾーン配線インフラの理想的な構成要素です。
MAX®ゾーンユニットエンクロージャは、24ポートおよび48ポートの2タイプを展開。低背型のフリーアクセスフロア下での使用に特化した高密度設計により、限られたスペースでも効率的な配線管理を実現します。
主な特長:
床下配線やスマートビル環境において、柔軟性と信頼性の高いインフラ構築を支援します。